【実録】Amazonの「子鹿が失われた」という怪しい出品者から始まった代引き詐欺の恐怖と対策

最近、私の母がネットショッピングでヒヤッとするトラブルに巻き込まれました。

結論から言うと、「Amazonでの注文」から始まり、「自動音声の不審な電話」、そして「佐川急便での身に覚えのない代引き荷物」までがすべて一本の線でつながった巧妙な代引き詐欺(送り付け商法)でした。

幸いにも未遂で防ぐことができましたが、一連の手口があまりにも出来すぎていたので、注意喚起を込めてその一部始終を公開します。・・・

トラブルの全貌:巧妙に仕組まれた3つのステップ

1. Amazonで2,620円のワンピースを注文

母がAmazonでレディースのワンピース(価格:2,620円)を購入しました。

ブランド名: Huyayaya

出品者名: 子鹿が失われた

発送予定: およそ30日後

ブランド名は意味を持たない英字の羅列、出品者名は直訳したような不自然な日本語、発送まで「30日後」という遠方発送。今振り返れば怪しさ満点の特徴が揃っていました。

いつまでも商品が届かないためAmazonのサイトを確認したところ、「出品者の都合でキャンセルされました」との表示。

この時点で、悪質業者が商品を送る気はなく、母の「氏名・住所・電話番号」という個人情報を入手することを目的に出品していた可能性が高いです。

2. 注文から約3週間後、謎の「自動音声電話」

注文から3週間ほど経った頃、母宛てに突然自動音声の電話がかかってきました。

「発送が遅れているため、福袋をお送りします。福袋を受け取りたい方は①を、受け取らない場合は②を押してください。」

母は「②(受け取らない)」を押したそうですが、これは業者側の罠です。

電話に出て操作する人間がいるか(在宅・回線の有効確認)

「遅れて何か届くかもしれない」と母に意識させる(伏線づくり)

ボタンの選択にかかわらず、相手は最初から荷物を送りつける気満々でした。

3. 電話から4日後、8,441円の「代引き荷物」が到着

電話から4日後、佐川急便で母宛てに代引きの荷物が届きました。請求金額は8,441円。

購入したワンピースは2,620円ですし、そもそも代引きで注文していません。たまたま私が対応したため「これはおかしい」と即座に判断し、その場で受け取り拒否をしました。

後から発送元の住所や業者名をネットで調べたところ、案の定「有名な代引き詐欺業者」でした。

発送元:東京都足立区入谷7-18-8 若井 リバーサイドビル2F TJD代行倉庫 03-6705-5511

品名:上着

この手口の恐ろしいポイント

もし母が自分で玄関に出て対応していたら、自動音声電話の「発送遅延」や「福袋」の話が頭にあったため、「あ、遅れていた服が代引きで届いたのかな?」と勘違いして、8,441円を配送員に支払っていた可能性があります。

注文額(2,620円)より高い金額(8,441円)を請求してくるのも悪質ですが、一度お金を払って荷物を受け取ってしまうと、配送業者からは返金してもらえず、Amazonの補償対象にもならないため、お金を取り戻すことが極めて困難になります。

不審な代引きが届いた時の鉄則

身に覚えのない代引きは絶対に受け取らない(受取拒否する)

家族が買ったか分からない時は「本人に確認するので持ち帰ってください」とドライバーに伝える

代引きを受け取り拒否しても、受取人に法的なペナルティや費用発生は一切ありません

知っておきたい防犯知識

そもそも、Amazonでは2024年6月に「代引き(代金引換)」が完全に廃止されています。

現在のAmazonで「代引きで届く」ということは仕組み上100%あり得ません。もしAmazonで買い物した後に代引き荷物が届いたら、間違いなく個人情報を悪用された外部からの詐欺荷物ですので、絶対に受け取らないでください!

まとめ

ネットショッピングはとても便利ですが、悪質な出品者や詐欺グループが潜んでいるのも事実です。

トラブルを避けるために、次回から買い物をする際は以下のポイントを徹底することをおすすめします。

Amazonを使う時は、信頼性の高い「Prime」マークがある商品を買う

過去のトラブル例が書かれていることもあるため、商品レビューや出品者評価を必ず確認する

そして、少しでも不審に思ったり不安に感じている場合は、私に相談してください。